「訪日中国人から見た中国と日本 インバウンドのあり方」という本は、訪日中国人の旅行について実証的に考察したものです。訪日中国人に関する文献は増えてきていますが、多くは「爆買い」や情報の発信など特定の項目に焦点を当てた報道や市場攻略ガイドであり、本格的な研究はまだ少ないです。本書では、公表されている各種データを基に、中国人訪日旅行の現状と未来、そしてその背景となる中国の諸事情について概観し、さらに訪日中国人から見た日本や日本におけるインバウンドのあり方について解説や議論を行っています。訪日中国人旅行者を理解するためには、必携の一冊です。